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ハードロック

2017年ガンズ来日!名盤アペタイトフォーディストラクションをレビュー

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80年代ハードロックの大本命ガンズアンドローゼスのアペタイトフォーディストラクションとは

 

こんにちはピーナッツです。今日はハードロックバンド、ガンズアンドローゼスが1987年リリースしたファーストアルバム、アペタイト・フォー・ディストラクションのCDレビューです。全世界で2800万枚ものセールスを記録したロック史に残るアルバムですね。ボーカルのアクセル・ローズ、リードギターのスラッシュ、リズムギターのイジー・ストラドリン、ベースのダフ・マッケイガン、ドラムのスティーブン・アドラーと個性的なメンバーがぶつかりあってできた奇跡的の名盤です。 全ての曲が刺激的でエネルギッシュ、希望とパワーに満ち溢れています。

ロックの持つ高揚感をお腹いっぱいに体感できる素晴らしいアルバムですね。 僕は高校生の時に初めてガンズを聴きました。兄の友達が「ガンズっていいぜっ!」て勧めてくれたのがきっかけです。はじめはどのアルバムが良いか分からず、当時リリースしたばかりの「Use Your Illusion1」 をアコムでレンタルして聴いてみました。

うーん。ベースはカッコいいけど、曲がイマイチ好きな感じじゃないな。ってのが素直な感想でした。ユーズユアイリュージョンはブルースよりの作品で玄人好みなんですよね。日本のメロディアスなロックばかり聴いていた僕にとっては敷居が高いアルバムでした。

しばらくガンズは聴いていなかったんですけど、ある日ラジオで「ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル」が流れたんですよ。「なんだこの曲は?なんかスゲー!」って感動して。今まで聴いたことがない、異次元の音楽だと思いましたね。その時はカッコイイっていう感情はあまり沸かず、なんだかわからんけど、なんかすげぇっていう感じでした。とにかくサビのアクセルのシャウトが強烈でしたね。「シャナナナ」のフレーズが耳にこびりついて離れませんでしたね。

それから「アペタイト・フォー・ディストラクション」をアコムでレンタルしてじっくり聴いてみました。他の曲もいい曲がたくさんあってギターもカッコイイなあって思いましたね。これは凄いハードロックアルバムだなって思いましたね。主役はやっぱりアクセルの強烈なハイトーンボーカルなんだけど、他のメンバーも個性的でアクが強いっ。

イジーの多彩なギターリフは聴いていて飽きないし、スラッシュのソロは泥臭いブルースが根強くあるんだけど、速弾きを取り入れてスリリングに聴かせてくれる。ダフのベースはリズムを支えるだけでなく、積極的に目立つフレーズを弾いていてカッコいいし。

カッコイイロックンロールが詰った宝玉のアルバムです!

Welcome To The Jungleは幻想的なギターのフレーズから始まる軽快なロックナンバー。サビのボーカルフレーズが強烈です。

It’s So Easyはベースソロから入る曲でボーカルは低い声で歌ってます。アクセルはハイトーンだけじゃなく低い声もカッコいい。

Nightrainはキャッチーなギターリフにユニゾンするボーカルで始まる曲。サビのバッキングギターと中間部のギターソロが鳥肌モンです。Out Ta Get Meはボトムの効いたドッシリとした曲。ダーティな感じでブルーズロック感が溢れています。

[5]Mr. Brownstoneはリズミカルなパーカッション的なギターで入る曲。ここでガラッと雰囲気が変わりますね。ボーカルは低い声で落ち着いた感じで歌ってます。熱さを抑えたオシャレな感じの曲です。

そして[6]Paradise Cityのパラダイスシティ。ガンズの曲の中でも特に人気のある曲ですね。静かなギターのアルペジオから、メロディアスなボーカルが入ってきて、ヘビーなギターリフにシフトする。少しずつ盛り上がっていく展開が最高です。サビのボーカルがキャッチーで覚えやすいメロディなのも人気の理由なんでしょうね。曲の終盤はテンポが速くなり、ギターソロに突入するんだけど、このソロが弾きまくりでカッコいい。テンション上がります!

[7]My Michelleはスピードダウンしてスローでドッシリとした曲と思いきや、サビは軽快に疾走します。このサビのところパンクっぽいな。[8]Think About Youはロックンロールの王道って感じのノリがある曲。シンプルイズベストな曲ですっ。

[9]Sweet Child O’ Mineは美しいメロディのバラードでこの曲も人気ありますね。イントロのギターを聴けば一発でこの曲だってわかりますよね。ガラッと転調する中間部のギターソロは芸術的。スリリングでドラマチッーク!

[10]You’re Crazyはスピード感溢れるアップテンポの曲。ガンズの勢いを感じるエネルギッシュな曲です。ライブでノリノリになるんでしょうねぇ。

[11]Anything Goesはアルバムの中では異色な感じの曲。ギターの音色なんかを変えていて実験的なところがあるんだけど、カッコいいです。テクニカルなギターリフと独特なボーカルメロディがクセになります。

締めくくりは[12]Rocket Queen。ダーティな感じで始まるイントロ、ベースフレーズがカッコいい! ギターリフもクール。中間部の怪しげな雰囲気のパートもいいですね。女性の喘ぎ声はスティーブンアドラーの彼女の声だそうですよ。

このアルバム、レコード盤ではA面はから[6]のパラダイスシティまで。B面は[7]から[12]のロケットクィーンまでという構成なってます。 前半はブルースが根強くある骨太なロック、後半はパンクの血も通う軽快なロックという感じを受けました。

それにしてもデビューアルバムでこれだけ完成度の高いアルバムを作るなんて凄いですよね。これだけの名盤はロック史の中でもなかなかないと思います。リリースから約30年が経って改めて聴きこんでみると、今まで聴こえなかった音とかが聴こえてきて、新しい発見があり面白いなって思いました。

来年の2017年1月にガンズが来日するので、ぜひ生で見てみたいと思うんですけど、チケットが高いなあ。只今考え中です。おこずかい余ってる人は行ってみてはいかがですか。生で見るとまた聴こえ方が違いますよ。