今回はメガデスの名盤、「Countdown to Extinction」です。邦題は「破滅へのカウントダウン」です。ジャケットからして破滅って感じの尋常じゃない雰囲気ですよね。僕が初めて聴いたメガデスのアルバムで、学生のときに友達に借りてテープにダビングしてウォークマンで通学中に聴いてました。
メタルと言えば、アイアンメイデン、メタリカ位しか聴いたことなかった僕は、デスメタルのアルバムだと思っていました。だってアルバムのジャケットはおどろおどろしい絵だし、2曲目のボーカルは呪文を呟いてるようだし。一曲目はカッコイイなと思ったんですけど2曲目以降は怖くて聴けずにいました。
その後、スラッシュメタルやデスメタルを聴いて、あらためてこのアルバムを聴いたときに、そんなに聴きづらいアルバムじゃないなと思いました。初期のような複雑な曲展開はなくとってもシンプルでわかりやすい曲構成になってます。
キャッチーな曲もあり疾走感ある曲もありでいいアルバムだと思いました。さらに聴き込んでいくうちにこのアルバムが好きになっていましたね。そんなんでメガデスのアルバムの中で一番聴いたアルバムだとおもいます。
Skin o’ My Teeth
強烈なドラムのフィルから入る曲。スピード感があり、シンプルだけどキャッチーなギターリフが耳に残る名曲です。華麗で流れるようなギターソロも最高ですっ。
Symphony of Destruction
スローテンポのヘビーな曲。語り調の吐き捨てるようなボーカルが印象的な曲。ドロドロとした雰囲気だけどサビは結構メロディアスです。
Architecture of Aggression
ザクザク刻むテクニカルなギターリフが光るメガデスらしい曲。ミドルテンポで途中テンポアップなどはせず、ドッシリと腰を据えて演奏してますね。
Foreclosure of a Dream
スローテンポの曲で、怪しげなイントロ、アグレッシブなパートとメロディアスなパートが対比する歌メロがカッコイイ曲です。
Megadeth – Foreclosure Of A Dream
[5]Sweating Bullets
ブラックサバスを彷彿させる破滅的なイントロ。つぶやきながら吐き捨てるデイブのボーカルが最高にクールです。この感じはデイブしかだせない味ですね。
Megadeth – Sweating Bullets
[6]This Was My Life
パワーバラード的なメロディックな曲。盛り上がるサビ、ギターのバッキングがメロディックでクールです。ギターとボーカルだけのaメロがとにかくカッコイイ。
[7]Countdown to Extinction
破壊的なイントロから静かに怒るデイブのボーカル。重さの中にもある悲しげなメロディがグッとくる曲です。
[8]High Speed Dirt
1の「Skin o’ My Teeth」に曲の雰囲気が似ている曲。軽快なギターリフと歯切れの良いボーカル、ギターソロ、全てがカッコイイ。キラーチューンですね。
[9]Psychotron
ヘビーなイントロから始まる曲。音程感のないボーカルラインがクール。
[10]Captive Honour
ギターのアルペジオとボーカルで始まるミドルテンポの曲。ここの曲でも語りのようなボーカルを挟みつつ、メロディアスなサビへと向かっていく。このアルバムはこの手の曲が多いです。
[11]Ashes in Your Mouth
スピード感ある緊迫したムードのイントロがスリリングな曲。ブレイクの時のギターリフの切れ味が抜群ですね。
さいごに
どうでしたか?クリックの音に忠実に合わせたジャストなリズムが凄まじい緊張感を生み出しているアルバムです。メガデスの中でも特別なオーラを放ってますね。これがメガデスの全てかと言われれ違うけど、メタルの名盤としてぜひオススメしたいアルバムです。