メタリカって知ってますか?名前くらいは聞いたことありますか?アメリカ出身のロックバンドです。英語ではMETALLICA。全世界で1億枚以上のアルバムセールスがあるモンスター級のバンドです。音楽はもちろんかっこいいに尽きるんですが、その生きざまがこれまたかっこいい!
今年2016年11月18日に8年ぶりのニューアルバムを発売することが決定しました~!今からワクワクしてます。
Contents
メタリカの歴史
インディーズ時代
簡単にメタリカの歴史をご紹介します。1981年にアメリカのロサンゼルスで結成されます。ライブハウスなどでライブを繰り返し、経験を積んでいきます。そして7曲入りのデモテープ「No Life Till Leather]を作成しました。このテープがコアなヘビーメタルファンの間で話題になります。
このころはまだテープが主流でした。メタルファン同士で好きなバンドのテープを、交換するのが流行っていたんですね。その後、デビュー第一弾アルバムとなる「Kill ‘em All」をリリースしました。その頃、日本ではまだ発売されておらず、結構あとになってから店に置かれるようになりました。
一部のコアなファンを除いて、メタリカはゲテモノバンドとして見られていたのです。ヘビーメタル、ハードロックマニアの音楽ジャーナリスト、伊藤正則氏ですらこの時のメタリカを評価していなかったくらいですから。
しかしデビューアルバムは、耳をつんざくような爆音、今までに誰も聞いたこともないような速い曲、ガレージで録音したかのような荒々しい演奏、起伏が激しい曲展開が話題を呼びました。その後、徐々にメタルファンに受け入れられていきます。
1984年、2目枚になるアルバム「Ride the Lightning」を発表。前作に比べ格段に音質が良くなりました。楽曲面でも整合性の取れた曲が増え、メタルの持つ様式美を感じさせる作品になっています。
またどことなく北欧の空気が漂い、インテリジェンスを感じさせるアルバムになりました。メタリカのやっていた音楽は、やがてスラッシュメタルと呼ばれるようになっていきます。
メジャーデビュー後
そして3枚目のアルバム「Master of Puppets」を発表します。このアルバムでついにメジャーデビューを果たします。ビルボード29位という快挙を成し遂げます。ここからメタリカは成功への階段を上り始めます。
当時、ヘビーメタルバンドがビルボードチャートにランクインすること自体、奇跡的なことだったんですね。リアルタイムで体感したかったなぁ~。僕はまだこの時、メタリカの存在を知りませんでした・・残念。このアルバムは今でもヘビーメタルの名盤として取り上げられることが多いです。
その後ツアー中、バンドの要だったベーシストのクリフバートンが、バスのスリップ事故で他界してしまいます。メンバーに曲づくりの仕方を教えたり、アレンジにも深く関わっていたクリフがいなってしまいました。
バンドはこの先どうなるの?と思われましたが、復活を果たしました。クリフの代わりに、Flotsam and Jetsamのジェイソン・ニューステッドを迎えて4枚目のアルバムのレコーディングにとりかかりました。こうして完成したアルバム「…And Justice for All 」を発表。「すべてはメタリカが切り開いた」と書かれたCDの帯が印象的でした。
グラミー賞を獲得した「One」がとっても有名です。映画「ジョニーは戦場へ行った」を題材にした反戦ソングです。バラードのようなパートと、ヘビーで激しいパートがあって、静と動の比がかっこいい曲です。
大ブレイクしたアルバム「Metallica」
そして1991年。5枚目のアルバムとなる「Metallica」を発表しました。アルバムのジャケットが黒一色だったことから、「ブラックアルバム」と呼ばれるようになります。ビートルズの10枚目のアルバムジャケットが白一色だったことから、「ホワイトアルバム」と呼ばれたのに似ていますよね。
このブラックアルバムが全世界で大ブレイクし、2000万枚を超える売り上げを記録しました。アリーナ級のバンドへと成長した瞬間でした。このアルバムで音楽性を大きく方向転換し、曲の速さよりも、重さに比重を置いたスタイルになりました。このヘビー志向がこの後のロックの一つの指針になりましたね。
その後、ハードロック寄りの曲が収められた「Load」「Reload」を発表します。このころのメタリカはバンドのロゴマークを変えたり、髪を短くしたりと大きな話題を呼びましたね。
そして2003年に8枚目のアルバム、「St. Anger」を発表します。ギターソロがなかったり、ドラムのスネアの音がカンカンと耳に痛い音だったり。とても実験的な作遺品でした。プロモーションビデオが刑務所で撮影されたことも、大きな話題になりましたね。すげ~ことするなメタリカっ!
2008年、9枚目のアルバム「Death Magnetic」を発表します。これまでのメタリカはアルバム毎に、新しいチャレンジをしてきました。ここで初めて原点回帰します。「Master of Puppets」や「…And Justice for All 」の頃を意識してつくられました。昔のようなスラッシュメタルっぽさが戻ってきてかっこいい作品になっています。
メタリカの10枚目のアルバム
そして2016年11月18日。いよいよ10枚目のアルバム「Hardwired…To Self-Destruct」を発表します!
ヘビーメタルというアンダーグラウンドな音楽をポピュラーな音楽に変えてしまったメタリカ。3枚目のアルバム、「Master of Puppets」がブレイクした後に、また同じような作品を作ることもできたろうに。それをしなかった。常に前を見て失敗を恐れず、新しいことにチャレンジしていく姿勢。ストイックじゃん。憧れますね~。
前のアルバムで原点回帰をしましたが、新しいことにチャレンジする意欲を失ったわけではないと思っています。原点回帰自体メタリカにとって初めてのことなんですから。初めて過去を振り返ったんすね。
だから2016年中に出るニューアルバム「Hardwired…To Self-Destruct」は、全然違った、今までになかった作品を期待してますっ!楽しみじゃん。マジで。8年待ったんだぞ~。
メタリカが40代に好かれている3つの理由
音楽をよく聞く、学生時代に人気が出た
メタリカがメジャーデビューし成功の道を歩み始めたのが、1986年です。40代の人たちは中学生~大学生ですよね。音楽をよく聞く時期です。バンドを始める人も多いでしょう。文化祭やライブハウスで、メタリカをコピーするバンドたくさんいました。
40代の青春時代はメタリカの成功の時代でもあるのです。ちなみに僕は高校1年生の時に初めてメタリカを聞きました。それ以来、シャープのカセットウォークマンで毎日通学時に聴いてましたね。
メタリカの硬派な生きざまに惹かれる
サラリーマンで40代だと、中間管理職が多いですよね。上司のご機嫌をとり、部下を飲みに連れてってグチを聞いたり。家に帰れば、奥さんのグチを聞き・・。でも生活のために毎朝、満員電車に乗らなければならない。
そんな我慢の日々。でもメタリカは違います。ファンに媚びることなく、自分たちの信じる音楽をやっている。どんな時も自分の信念を貫き通してる。そんな生きざまに憧れるんですね。。
オッサンになっても見た目がカッコイイ。
メタリカのメンバーみんなー50歳を過ぎてます。でもかっこいい!生きざまや演奏はもちろんだけど、見た目もカッコイイんですよね。オッサン臭くならない。そんな姿に憧れますよね。ついこの前、ローマの高級紳士服ブランド「ブリオーニ」のモデルとしてメタリカが広告に載っているのを見ました。イッツクール!でしたよ。
どうでしたか?アメリカ最大級のバンド、メタリカ。まだ聴いたことがない人はぜひ聴いてみてください。
Youtubeでメタリカの全アルバムレビューをビールを飲みながらやってます。